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 デッサン力にすぐれたミュシャでしたが、早い時期から写真に注目し作品のデッサンにも活用しています。
 ポーズによってメッセージをあらわし、衣装の襞
(ひだ)を克明に描くミュシャは、長時間同じ姿勢をとり続ける苦痛からモデルを解放するために写真をとり入れました。 モデルを自由に踊らせて撮影するなどポーズや構図の研究にも写真を積極的に使っています。
 ミュシャはミュンヘン時代にはカメラを手に入れて、街の風景などを写真を撮りはじめています。 1874年の第1回印象派展が写真家ナダールのスタジオで開かれたように、徐々にカメラが普及し、デッサンやスケッチに写真を利用するか画家が増えてきていました。
 「ココリコ」誌は、当時パリで出版されていた象徴主義の流れをくむ文学美術雑誌のひとつです。 誌名の「ココリコ」は雄鶏の鳴き声をあらわし、フランスを象徴しています。 ミュシャは表紙や挿絵、タイトルのデザインなどを通して「ココリコ」誌と深くかかわっています。

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写真でデッサン
ココリコ 2月
ココリコ 2月の写真

「ココリコ」誌の12ヶ月 

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ココリコ