プラハ城切手

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『プラハ城切手』 5つのタイプ

 戦乱後の独立の混乱を反映して『プラハ城切手』には印刷ミスなどさまざまなヴァリエーションが見られ、切手蒐集家の間でも注目されているそうです。 ここでは印刷のミスやかすれ、目打ちの違い、貼り方・使い方、消印 などには触れずに、ミュシャ作品としての『プラハ城切手』 5つのタイプを一覧します。

C タイプ     1919年2月に 50ハレル、3月に 1ハレルの 2種を発行
B タイプ     1919年1月に 100、200、400ハレルの 3種を発行

「太陽」 あり
「ČESKO-SLOVENSKÁ」 が横一列の白抜き文字になる
「スラヴ菩提樹」、「ハト」を横線の影で描く

渦巻き文様が大きくなる

E タイプ     1919年 6月から 翌 1920年 4月までに 全10種を発行
D タイプ     1919年 4月に 60、80、300ハレル、6月に 1000ハレルの 計 4種を発行

「太陽」 なし
「ヴィート大聖堂」が左寄りになる
「スラヴ菩提樹」、「ハト」の影が斜線や点描に変更
「ミクラーシュ教会」が大きくなり 手前の木立がなくなる
「ČESKO-SLOVENSKÁ」の書体が細くなる
渦巻きが単純になる

A タイプ     1918年12月18日に5ハレル、10ハレルの2種を発行。 1919年1月にかけて全7種を発行。 
「ヴィート大聖堂」の背後に「太陽」が見える
「POŠTA」 白抜き文字
「ČESKO」、「SLOVENSKÁ」の文字は縦書きで白抜き
「スラヴ菩提樹」と「ハト」、白抜き
「ミクラーシュ教会前景の木立」も白抜き

「太陽」 あり
「POŠTA」、「ČESKO」、「SLOVENSKÁ」の文字が反転して
色文字になる。
「スラヴ菩提樹」と「ハト」、「ミクラーシュ教会前景の木立」は白抜きのまま
1919年1月から発行開始。 100、200、400ハレルの 3種

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「太陽」 がなくなる
太陽以外は Cタイプと同じ