モナコ

もうひとつの「モンテカルロ」ポスター
 劇場用にミュシャが1897年にデザインしました。フレーム部分のみを先に刷っておき公演内容のタイポグラフィーをあとから刷り込んで告知に使う"ストック・ポスター"です。
 フレームには演劇の女神とギリシア劇の仮面をデザインしており「ヴィーユマール印刷所のカレンダー」、「演劇芸術のアレゴリー」と同じく演劇を象徴していますす。
 デザインは1897年ですがモンテカルロでは1922年から23年にかけて集中して使われています。

カジノでオペラ
 モナコ公国は外貨を得るためにカジノを開き成功しました。鉄道が開通しヨーロッパ中から高級リゾートをめざして観光客がおとずれるようになりましたが男性客がカジノで夢中になっている間、夫人や家族が楽しむ施設が必要になりカジノに歌劇場を併設しました。
 500席あまりですが演劇、オペラ、コンサート、ボクシングなどを開催する豪華な国立歌劇場です。オーケストラのレベルは非常に高く、現代では"モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
(改称前はモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団)"と名称をあらため、フランス式オーケストラの代表であり世界有数のコンサート・オーケストラです。現在は日本人指揮者の山田和樹さんが音楽監督をつとめています。

「ヴィーユマール印刷所のカレンダー」(左 1895年)
「演劇芸術のアレゴリー」(右 部分)

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モンテカルロのストック・ポスター
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