現在のベツレヘム礼拝堂 1953年再建 J. フラグナー
ベツレヘム礼拝堂 (再建された現在の姿)
ベツレヘム礼拝堂は、ヤン・ミリチ (?-1374) の支持者たちによってイェルサレム館近くに創建されたチェコ語で説教をする特異な礼拝堂でした。1402年から1412年までフスが説教師をしていた創建時の礼拝堂は18世紀末に破壊されたため現在の礼拝堂はチェコ現代建築家のヤロスラフ・フラグナー (Jaroslav Fragner 1898-1967) によって1953年に再建されたものです。ミュシャが「スラブ叙事詩」を制作していた20世紀前半には土台の石組みしか残っていませんでした。 したがって「プラハ・ベツレヘム教会でのヤン・フスの説教」に描かれている礼拝堂内部は中世の建築や社会に理解が深いミュシャの想像によって描きました。
「スラヴ叙事詩」にはパリの挿絵画家時代に手がけた「中世歴史図鑑」挿絵の経験が随所に活きています。
再建ベツレヘム礼拝堂の切手