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故郷イヴァンチッツェ
イヴァンチッツェで開かれた地方物産展のポスター。イヴァンチッツェはミュシャの故郷で ポスターには町の紋章も描かれている。ミュシャの祖先は古くからこの町に住んでいてミュシャ (チェコ語ではムハ) という名前はここではごくにある普通の名前。(ミュシャにかかわるところをあちこち案内してくれたイヴァンチッツェ市長の運転手さんの名前もムハさんだった)
ミュシャは生まれてからブルノの中学校に入学するまでとブルノから戻ってウィーンに向かうまでの数年間を故郷のイヴァンチッツェで過ごした。
教会の塔と少女
美しいモラヴィアの民俗衣装をまとった少女の背景にはイヴァンチッツェのシンボル、聖母被昇天教会の塔が描かれている。 ミュシャはこの塔を見上げ鐘の音を聞いて育った。
(この教会の前に建つイヴァンチッツェ旧市庁舎にミュシャの記念館がある)
「イヴァンチッツェの思い出」というパリ時代の水彩画にも塔と少女、市の紋章、群れ飛ぶツバメを描いている。(「イヴァンチッツェの思い出」は、1906年に町のポストカードとして刊行された。)
イヴァンチッツェの地方展
リトグラフ 1912年