ミュシャ生誕150年の2010年にチェコ、オーストリア、ブルガリア、モナコなどがあいついで記念切手を発行しました。
『ミュシャ切手』には、ミュシャの作品を使った切手だけでなく、ミュシャ自身がデザインした切手も知られています。
ミュシャがデザインした切手や紙幣は小さいですが、ミュシャを理解するための たいへん重要な「作品」です。なかでも『プラハ城切手』は図柄の意味、歴史との関わりなど、
巨大な『スラヴ叙事詩』に匹敵するミュシャの代表作です。
『ミュシャ切手』 には、
1. ミュシャがデザインした切手
2. ミュシャ作品を使った切手
3. プラハ城切手など、ミュシャデザイン切手の復刻
4. ミュシャの肖像切手
以上の4つのグループとそのほかに切手を模したラベルがあります。本来、ミュシャの作品と呼べるのは「ミュシャがデザインした切手」だけですが、ここでは『ミュシャ切手』の全体を紹介します。
万国郵便連合の承認を得て世界で通用する郵便切手の発行は、通貨以上に国際社会の信用を表わすものです。独立を目前にしたチェコスロヴァキア共和国準備政府が紙幣と郵便切手のデザインをミュシャに依頼して『プラハ城切手』が誕生しました。
ミュシャがデザインしたチェコで初めての切手は1918年12月18日に発行され、チェコ政府は12月18日を「郵便切手の日」と定めて現在も記念しています。
ミュシャ作品を使った切手
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ミュシャがデザインした切手
プラハ城切手の復刻
ミュシャの肖像切手
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『ミュシャ生誕150年記念切手』 オーストリア発行
(2010)