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『桜草』 『羽根』    リトグラフ 1899年

連作ではなかった『桜草』と『羽根』
 『桜草』と『羽根』は装飾パネルのなかでもとくに人気があります。
 今は連作となっていますが、別々の作品だったものがよく似た画面からセットのように扱われて、連作として販売するようになったものです。
 『桜草』の女性が香りを楽しんでいる花は「桜草」でも画面にはほかの花も描いており、もとは『花(
La Fleur)』 というタイトルの独立した作品でした。しかし『花』と『果物』の『花』、4点連作の『花』シリーズと重なるため『花』から『桜草』へタイトルを変更したという経緯があります。
 『羽根
(La Plume)』は、「羽根ペン」をあらわし「文学」を象徴しています。絵の内容と意味はそれぞれ別のものですが、画面構成には"連作"といってもいい対照性があります。

シャンブノワ社のカタログから(1900年、右はカタログの表紙)
セットの扱いになっているが、タイトルは『桜草』ではなく、まだ『花 (La Fleur)』のまま、

「ラ・プリュム誌」

四季

黄道十二宮

夢想

花と果物

三季節

四芸術

四つの時

四つの宝石

つたと月桂樹

四つの星

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羽根 桜草 シャンブノワ・カタログ 表紙
羽根 桜草 シャンブノワ・カタログ