チェコの中心の教会
 プラハの中心にあるプラハ城(フラッチャヌィ城)聖ヴィタ大聖堂にあるステンドグラスの窓です。豊かな色彩が見事に秩序づけられていてミュシャの優れた色彩感覚にいまさらながら驚かされます。
 ゴシック・スタイルの大聖堂は10世紀の会堂を基盤に建てられています。 現在の建築の建造は16世紀半ばから始まりましたが戦争やオーストリア・ハプスブルク家による支配のためやむなく中断することがありました。19世紀後半になってチェコ国民の寄付と企業の協力により建設を再開し、ようやく完成したのは20世紀のことです。

スラヴィアのステンドグラス
 ミュシャはステンドグラス製作にあたっていくつもの下絵を残しています。最終的に実現したものは10世紀ボヘミアの王でチェコの守護聖人である聖ヴァツラフとその祖母 聖リュドミラを中心に置き、そのまわりにはスラヴ世界にキリスト教をもたらしスラヴ言語での布教につとめた聖ツィリルと聖メトディウス兄弟の生涯と事蹟を描いています。最上部にはキリストを描いていますがその下にはスラヴィアを配し下部のBANKA SLAVIE(スラヴ保険会社)の文字をかこむ装飾などスラヴ色の豊かなステンドグラスです。
息子イジー
 中央に少年の姿で描かれている聖ヴァツラフのモデルはミュシャの息子イジーです。

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スラヴ叙事詩 入口

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スラヴ叙事詩

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1918−1928

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スラヴ叙事詩展

プラハ聖ヴィタ大聖堂のステンドグラス

第6回ソコル大会

 聖ヴィタ大聖堂ステンドグラスのもうひとつのデザイン案(左)ではハトにかこまれたスラヴィアを中央に描いています。
 両脇に聖ツィリルと聖メトジェイの二聖人を配置しているとはいえ、キリスト教の教会堂、それも国の中心にある大司教区大聖堂のステンドグラスの中心に異教のシンボルを置くことはほとんど例がありません。
 完成した現在のステンドグラス(右)でも、最上部にキリストがいますが、その下、より中心近くにスラヴィアを描いていて非常に珍しいデザインです。
 普通このような描き方は、異教のスラヴィアがキリスト教に改宗し帰依したことを意味しますが、ミュシャのデザインはもちろんそのような表現ではなくスラヴ中心のステンドグラスになっています。

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聖ヴァツラフ1世像
左はプラハのヴァツラフ広場国立博物館前にあるミスルベクの彫刻

ヴルタヴァ(モルダウ)川対岸から望むプラハ城の聖ヴィタ大聖堂

聖ツィリル ステンドグラスの下絵とデッサンのための写真

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チェコ時代

プラハ聖ヴィタ大聖堂のステンドグラス

ステンドグラスの聖ヴァツラフと聖リュドミラ

1931年