歌に生き 恋に生き
  トスカは「歌に生き 恋に生き」「星はきらめき」のアリアで大ヒットしたプッチーニ(Giacomo Puccini 1858-1924)のオペラが有名ですが、オリジナルは1887年にビクトリアン・サルドゥ( Victorien Sardou 1830-1908)がサラ・ベルナール(Sarah Bernhardt 1844-1923)のために書き下ろした戯曲です。
 オペラはサラが何度も演じて好評だった芝居をもとにプッチーニが3年をかけて作曲し1900年に発表されました。
サラ・ベルナール劇場
 1898年、サラ・ベルナールはそれまで持っていたルネサンス劇場を財政難のため手放します。翌1899年にオペラ・コミック劇場を借りてサラ・ベルナール劇場と名づけ、トスカの再演で幕を開けました。ミュシャのポスターはそのときのものです。
 トスカは上演回数 300回という記録的な成功を収めルネサンス劇場にくらべて客席数が2倍になった新しい劇場はサラ・ベルナールに大きな収益をもたらしました。
ナダール写真館
 ポスターに描かれているのは第一幕。サラ・ベルナールは物語の舞台となった1800年頃の衣装を身につけています。写真家のナダール
(Nadar 本名はGaspard-Felix Tournachon 1820-1910)も同じ場面、同じ衣装、同じポーズのサラ・ベルナールを撮影しています。
 ナダールはいわば世界初のプロ写真家です。まだ20才頃のコメディ・フランセーズに入ったばかりのサラの肖像写真も撮っています。
 第1回印象派展は1874年にナダールの写真館で開かれました。

トスカ           1899年 リトグラフ

トスカに扮するサラ
ナダールの写真

1900年(明治33年)白馬会展会場
ミュシャのポスターも展示していた
右上にトスカのポスターが見える。

トスカのデッサン

アメリカ公演のポスター
1910年

トスカ 1899年
L.メトリコヴィツ

トスカ 1899年
A.ホーエンシュタイ

椿姫
ロレンザッチオ
メディア
サマリアの女
トスカ
ハムレット
カサンフィス印刷所
サロン・デ・サン第20回展
ランスの香水ロド
ジョブ
サラ・ベルナール
サロン・デ・サンでのミュシャ展
モナコ・モンテカルロ
ムース川のビール
トラピスティーヌ酒
ウェイヴァリー自転車
遠国の姫君
ズデンカ・チェルニー
ブルックリン美術館のミュシャ展
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ミュシャ・コラム
「寄せ集めのミュシャポスター

シガリロ・パリ Los Cigarillos Paris
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オペラ 「トスカ」 のポスター

 プッチーニのオペラ「トスカ」にも優れたポスターがあります。
 左はメトリコヴィッツ
(Leopoldo Metlicovitz 1868-1944)のポスター。 ミュシャと同じ場面のトスカを描いています。 右側はトスカが恋人カバラドッシを救うために警視総監のスカルピアを殺害するクライマックスの場面を描いたホーエンシュタイン(Adolf Hohenstein 1854- 1924 )のドラマチックなポスターです。
 どちらもオペラ上演を企画しプッチーニに「トスカ」の作曲を依頼したリコルディ社の社主ジュリオ・リコルディ(Giulio Ricordi 1840-1912)が1899年のオペラ初演のために製作したポスター。

ポスター