強壮ワイン
 ワインには、赤、白、ロゼなど、通常のワイン以外に、発泡ワイン、強壮成分を含む薬用ワインなどがあります。コカの葉のエキスを配合した「インカのワイン」は、薬効成分とアルコールを添加した酒精強化ワインにあたります。 ミュシャの「来る年」カレンダーをアレンジして、宣伝ポスターに使ったマリアーニ・ワインも、コカとアルコールを添加した強精ワインです。マリア―ニ
(Angelo Mariani 1834-1914)は、ペルーから16世紀に伝わって当時は麻薬とされていなかったコカの葉をワインに入れて、1875年から売り出しました。愛飲者のローマ法王からメダルを授与されるほど、大成功したといわれています。
  "マリアーニのコカワイン"をそっくりまねて売りだしたコカ・コーラも、発売当初は数多くあった強壮飲料のひとつだったのですが、アメリカで禁酒と麻薬撲滅の機運が高まると、ワインを炭酸水に変え、麻薬成分のコカを除いて、さわやかな少女のイメージポスターで、清涼飲料として宣伝したところ、爆発的に売れるようになったといわれています。
コカの精
 横たわる女性はコカの精です。頭の後ろには、たくさんの葉をつけたコカの枝を光背のように描いて、コカの精に注目させるミュシャのデザインです。若返りの妙薬"インカのワイン"を、老インディアンがコカの精からもらおうとしています。
万国博覧会
 1851年に、ロンドンで万国博覧会を開いて以来、各地で万博が開催され、19世紀後半は、急速に世界が広がった時代でした。パリでは、1855年、1867年、1878年、1889年、1900年と19世紀後半に5回も万博を開催しています。
 “インカのワイン”というネーミングは、そのような"万国博覧会の時代"の反映です。ただし、南米のインカと北米のインディアンの区別までは、まだ一般の人々には認識されていなかったようです。

ウェイヴァリー自転車
トラピスティーヌ酒
ムース川のビール
遠国の姫君
ズデンカ・チェルニー
ブルックリン美術館のミュシャ展

ミュシャ・コラム
「寄せ集めのミュシャポスター

シガリロ・パリ Los Cigarillos Paris
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マリアーニ・強精ワインのポスター
 ミュシャデザインを流用したもの(左)とジュール・シェレのポスター (右)

コカ・コーラのポスター 1917

ポスター

インカのワイン    1899年 リトグラフ

ハムレット
トスカ
サマリアの女
メディア
ロレンザッチオ
椿姫
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モナコ・モンテカルロ
サロン・デ・サンでのミュシャ展
サラ・ベルナール
ジョブ
カサンフィス印刷所
サロン・デ・サン第20回展
ランスの香水ロド

コカの葉をバックに横たわるコカの精

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